I Love a Piano2011年04月28日

日本のアーティストを紹介するのは初めてかもしれません。
今井美樹の「I Love a Piano」です。今井美樹は「corridor」ってアルバムを昨年出してますが、あえてその前の「I Love a Piano」です。既に2年くらい経ちますが、素晴らしいアルバムです。

今井美樹といえば、ソフトポップ路線を歩んできた方で、昔はそれはそれで良かったのですが、最近、凄く歌が素敵になっていて、本物のアーティストへ成熟してきた感じです。

このアルバムでは、ピアノ伴奏のみで全曲歌っています。
この編成だと、普通のポップス好きでは最後まで聞けなくなるのですが、今井美樹の歌とピアニストの絡みが凄く引き込まれます。(全曲異なるピアニストが伴奏している。)

中でも、最近本人のLIVEでよく演奏されている「年下の水夫」。このテイクは小曽根真がピアノを奏でていて、この演奏を聴いていると情景が見えてくる。
川江美奈子の作曲も、こんな曲が創れたら最高だなと思える抑揚のあるメロディーだし、ちょっとレトロな感じがする歌詞も自分には心地よく聞こえてくる。
ヒットするような曲ではないが、例えが適切でないかもしれないが「いぶし銀」の様な完成度の高い楽曲である。

日本のリスナーもこんな曲が理解できるような感覚レベルになって欲しいと思いつつも、何無茶なこといってんだぁ~と思ったりする。
海外の音楽リスナーには理解しがたいAKBや一世風靡とメディアに乗せられるオリジナリティのないK‐POPが主流のJ-POPチャートじゃねと・・・。

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